** ナルムクツェ - クーテネイ族(Ktunaxa)の伝承に登場する巨人。
== 世界樹と巨人 世界樹と巨人についての私見 ==
フンババ、ウルリクンミ、プロメーテウスについて。
メソポタミア神話のフンババとはHumbaba (フンババ、𒄷𒌝𒁀𒁀 アッシリア), also spelled Huwawa 、あるいはHuwawa (フワワ、𒄷𒉿𒉿 シュメール)と書く。くさび形文字の「お約束」として、右から左に呼んでも良いので、ババフンあるいはワワフと呼んでも良いというか、そのように読んだ可能性もある。その場合、子音としては「'''B(B)-(K)M'''」という順の名前になる。ヒッタイト神話のウルリクンミの子音は「B-KM」であり、ギリシャ神話のプロメーテウスは「B-(K)M」という子音の並びになるので、ウルリクンミとプロメーテウスは、フンババを右から読んだ名前で、起源は「同じ巨人」であることが示唆される。 プロメーテウスは人類に火をもたらした、と言われており、「天界の火」と言えば太陽のことである。頭上に太陽を抱き、聖なる木の化身であり、その根元に岩(地球)があるとすれば、これを「世界樹」と言わずして、何というのか。フンババ、ウルリクンミ、プロメーテウスは、「世界樹」の特徴の一部分を特に取り上げてその性質としているだけで、本来は「同じもの」であった、といえる。プロメーテウスの兄弟であるアトラースは「世界を支える神」であり、これもプロメーテウスという世界樹の性質の一部を分けたものといえる。 また、世界各地には巨人の死体から世界が作られた、という伝承が多く、「世界を形作り、支えているのは世界樹という巨人である」という概念が広くあったのではないか、と思われる。
== 固有名詞のない巨人が登場する民話・伝説など ==