媒体によってそれぞれである。'''知能が低く乱暴で、人を食べたりする'''ことになっている場合が多いが、賢く友好的だったり、超古代の生き残りになっていることもある。多くの巨人は'''古い時代の神の信仰'''が残ったものともいわれている。北欧神話の巨人についても同様の仮説が19世紀末アクセル・オルリックによって提示されたが、ジョルジュ・デュメジルは「ゲルマニアにおいてもカフカスにおいてもまたヨーロッパのいかなる所であれ、『巨人崇拝』なるものはけっして存在しなかった」(『デュメジル・コレクション4』p. 150)としてこれを否定している。
アジアでも神婚譚の一種として、周王朝の先祖の后稷(こうしょく)の母親は野原で巨人の足跡を踏んで妊娠したというものがあるアジアでも神婚譚の一種として、* 周王朝の先祖の后稷(こうしょく)<ref>『山海経』には、中国南部にある食物神・后稷の墓の周りには、穀物が自然に生じているとの記述がある。</ref>の母親は野原で巨人の足跡を踏んで妊娠したというものがある<ref>加地伸行、『孔子』 角川ソフィア文庫 2016年 ISBN 978-4-04-400045-5 p.38.</ref>。
多くの人類学者やスミソニアンなどの博物館は巨人の存在を動物などの骨の見間違いであると積極的に否定しているが、科学者の中には巨人が実際に存在した と主張する者もいる。彼らはノアの方舟伝説が実在した洪水から来ているように、ゴリアテなどの神話も巨人から由来しているのではないかと考えている。