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1,179 バイト追加 、 2024年11月19日 (火)
===祭祀===
* 宗教儀式
: アシ集団に見られる密枝(ミジ)と呼ばれる神木を崇拝する神樹信仰や、祖先祭祀がある。アシ集団に見られる'''密枝(ミジ)'''と呼ばれる神木を崇拝する神樹信仰や、祖先祭祀がある。
伝説では、古代アシ人たちが狩りに出かけた厳冬のある日、持っていた火種が雨風によって消されてしまい、寒さに苦しんだことがあった。人々の手足は凍え、老木の下に避難し、お互いに寄り添ってただ耐え抜くしかなかった。この時、ムドンと呼ばれる男が、仲間の輪から出て、朽ちた倒木の上にまたがり、棒で木をこすり始めた。三日三晩それを続けて、陰暦の2月3日、ついに火をおこすことができ、人々は再び暖をとり、温かい食事をすることができた。
'''ムドン'''はそれからアシ人の英雄となり、後に火神として崇められるようになった。そして、いつのころからか、アシ人は毎年陰暦の1月末から2月初めにかけて、「ムドンサイル」とアシ人の言葉で呼ばれる火祭りをおこなうようになった<ref>[http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/guanguang/jieri/200106/200106.htm 雲南省彌 勒県西一郷・火祭り 炎に捧げる情熱]、人民中国(最終閲覧日:24-11-19)</ref>。
 
火祭りの前日には、村人はまず「ミジ」と呼ばれる儀式を行う。「ミジ」は「'''竜'''」のこと。この儀式は、厳粛なもので、'''女性は参加することができない'''。男たちは「ビマ」<ref>ビマはイ族の言葉で、民族の歴史と卜占に深い知識を持ち、村の大小の行事を司る者のこと。シャーマン。</ref>の指揮のもと、ブタを村の背後にある祭竜山まで連れていき、屠って「'''竜樹'''<ref>「竜樹」は村人から崇拝される老木のこと。中国神話でいうところの建木のことであろう。</ref>」に捧げる。ビマはその根元に祭壇をあつらえ、ブタの頭や白酒を供える。そして、ひざまずき、経文を唱え、五穀豊穣および村人と家畜の平安を祈る。続いて、ビマと村の男たちは、祭壇の前に集まり、十回の叩頭を繰り返す。
 
  「ミジ」の儀式が終わると村中の男女が山に集まり、大鍋で食事を作り、皆で共に食べる。食事が終わると、村人たちは村に戻り、翌日の祭りの準備を始める。
: [[シャーマン]]は豊作を[[鶏]]を使った儀式を行う。

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