=== 解説 身分制度の発生 ===
チャンヤンの物語の最後は、北斗信仰の発生と、それに伴う職業に関連した身分制度が発生していることが語られる。北斗の織女乙女達は分かりやすい。しかし、まず管理人を「はっ」とさせたのは、「'''牛を殺す刀を管理する爺'''」の記述だった。漢字で牛のことは「'''牛'''」と書く。そして「'''勿'''」という言葉には「屠殺する」「切る」という意味がある<ref>漢語多功能字庫、[https://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/lexi-mf/search.php?word=%E5%8B%BF 勿]</ref>。二つ併せれば「。二つ併せれば「牛を屠殺する」という意味で「'''物'''」という字になる。賀茂系氏族の中で、'''物部氏'''は、現代でいう'''陸軍'''のような役割を果たしていたし、'''武器を管理する人々'''でもあって、彼らの本拠地である石上神宮は朝廷の武器庫でもあった。そして、石上神宮からは、北斗の象徴と思われる国宝の'''七支刀'''が出土している。チャンヤンの物語の最後は、まるっきり「'''物部氏族の由来譚'''」のように管理人には思える。軍事氏族なのになんで、「'''物部'''」というのかと思ったら、元は「'''牛を殺す刀を管理する人々'''」=「'''武器を管理する人々'''」だったんだなあ、と思ったし、この職業階級の発生した時期は、ミャオ族と弥生日本人がまだ枝分かれしていない時代にまで遡るのだなあ、と理解したのだった。
== 関連項目 ==