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199 バイト追加 、 2024年11月14日 (木) 18:56
のかが良く分からなかったのだ。道ばたで、何かの幼虫を見かけたからといって、そもそもそれを拝みたくなるだろうか? と思うし、どうやってそれを神とする、と考えついたのだろうと思う。
分かってみれば、答えは簡単で、「女神信仰」とすればそれは「'''馬頭娘'''」系の話で、絹糸だけでなく、殺された女神に全般的な豊穣を求めたものだ。「男神信仰」とすれば、それは[[蚩尤]]信仰に関連する。蚩尤の'''蚩'''とは「虫」という意味である。[[蚩尤]]に味方して戦った[[夸父]]は干ばつの神だから、本来の[[蚩尤]]は'''虫害の神'''といえる。虫害の神様に「虫害を起こさないで下さい。」とお願いするのが、虫害信仰なのではないだろうか。蝶もそうだけれども、蛾も虫害を起こす。要するに、[[蚩尤]]の原型はミャオ族の'''蛾王'''だ、と管理人はまず感じた。日本神話の蛾王は「'''少彦名命'''」であって、これはミャオ族の「悪い雷神(虫害・干ばつを起こす火雷神)」に相当する。チャンヤンの物語で、蛾王はちらっと出てくるだけなのだけれども、これはアペ父さんが戦った「悪い雷神」と同じものなのだ。
分かってみれば、答えは簡単で、「女神信仰」とすればそれは「'''馬頭娘'''」系の話で、絹糸だけでなく、殺された女神に全般的な豊穣を求めたものだ。「男神信仰」とすれば、それは[[蚩尤]]信仰に関連する。蚩尤の'''蚩'''とは「虫」という意味である。[[蚩尤]]に味方して戦った[[夸父]]は干ばつの神だから、本来の[[蚩尤]]は'''虫害の神'''といえる。虫害の神様に「虫害を起こさないで下さい。」とお願いするのが、虫害信仰なのではないだろうか。蝶もそうだけれども、蛾も虫害を起こす。要するに、[[蚩尤]]の原型はミャオ族の'''蛾王'''だ、と管理人はまず感じた。日本神話の蛾王は「'''少彦名命'''」であって、これはミャオ族の「悪い雷神(虫害・干ばつを起こす火雷神)」に相当する。チャンヤンの物語で、蛾王はちらっと出てくるだけなのだけれども、これはアペ父さんが戦った「悪い雷神」と同じものなのだ。チャンヤンは蛾王の子のように描かれており、兄弟を食べてしまう兄なので、「人間を食う祭祀を行った者」といえる。これは人食いを禁じるアペ父さんへの敵対行為なので、蛾王が祝融・蚩尤であるなら、チャンヤンも「同じもの」ということで、メソポタミア神話風に彼らを一つにまとめてみた。木に閉じ込められたメイバンリュウは殺されたニンリルの様な女神とし、蛾王の方は生き返るために冥界で妻に子を産ませるエンリルの様にしてみたのだ。チャンヤンの末の二人の妹は、ちょっとおまけでつけてみた。メイバンリュウとは、ギリシア神話のメーティスと同じ神と考える。夫に食われて、夫の体内で娘のアテーナーを生んだ女神だ。だから、そのような意味でアテーナー女神を付け加えてみたし、西に逃げるだけではつまらないので、東の方には一番末っ子の狭姫を逃がしてみた。狭姫も「殺された母」の娘だから。
チャンヤンは蛾王の子のように描かれており、兄弟を食べてしまう兄なので、「人間を食う祭祀を行った者」といえる。これは人食いを禁じるアペ父さんへの敵対行為なので、蛾王が祝融・蚩尤であるなら、チャンヤンも「同じもの」ということで、メソポタミア神話風に彼らを一つにまとめてみた。木に閉じ込められたメイバンリュウは殺されたニンリルの様な女神とし、蛾王の方は生き返るために冥界で妻に子を産ませるエンリルの様にしてみたのだ。チャンヤンの末の二人の妹は、ちょっとおまけでつけてみた。メイバンリュウとは、ギリシア神話のメーティスと同じ神と考える。夫に食われて、夫の体内で娘のアテーナーを生んだ女神だ。だから、そのような意味でアテーナー女神を付け加えてみたし、西に逃げるだけではつまらないので、東の方には一番末っ子の狭姫を逃がしてみた。狭姫も「殺された母」の娘だから。事任八幡宮には玉依姫命が祀られているので、本来は玉依姫命(メイバンリュウ)と別雷神(チャンヤン)を祀っていたのかもしれないと考える。
== 関連項目 ==

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