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2,002 バイト追加 、 2024年11月14日 (木) 15:56
雷神は怒って洪水を起こし、蛾王を殺そうとした。蛾王はヒョウタンを育てて船を作った。北斗のヒョウタンの船は水が天まで届いても、天の川の中をスイスイ進んでいくことができると知っていたのだ。そうして蛾王は大洪水から逃れた。北斗のヒョウタンを自在に操る蛾王は天帝と呼ばれるようになった。
 
蛾王とニャンニの間に生まれた最初の子は肉塊だったので、これを切り刻んで種としてまくと、あちこちに人間が生えた。そこで、北斗七星になぞらえて、七人の爺と、八人の婆を人間の指導者に選んだ。婆の一人のニュウシャンが種の家を焼いてしまったので、これを罰して焼き殺した。残った婆は七人になった。七人の爺は牛を殺す刀の管理人にした。これが軍人の始まりである。彼らは牛を殺すように敵を殺した。七人の婆は紡車の管理人となった。婆達は種を管理し、北斗の紡車を性格に回す役目を負った。これが天の織女達の始まりである。
 
彼らは天帝と地上の人々との間にあって、人々を治め、指導する役割だった。だけど、だんだん威張るようになり、しかも天帝と同じように人々を食べた。そこで、子供達は相談して、天帝が作らせた夏の国から離れ、新たに民が選んだ代表者の七人の若者と、七人の乙女が交代で仲良く協議して治める国を作った。そうしてできたのが苗族である。
 
 
天帝が作らせた夏の国では、次第に「'''北斗の乙女達が(種ではなくて)富貴をもたらしてくれる。'''」と言われるようになった。だから乙女達の親であるメイバンリュウと天帝を信仰すると「'''なんでも願いがかなう。'''」とも言われるようになったのだ。天帝の子孫は遠い東の果ての国に流れ着き、メイバンリュウを'''己等乃麻知媛命'''、北斗の乙女を'''八坂刀売'''、天帝のことを'''アジスキタカヒコネ'''と読んで、彼らを一直線に並べて今も祀って・・・いるかもしれない。というか、管理人は「そーゆーことか!」とチャンヤンの物語を読んで、始めて悟ったのだった。
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