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236 バイト追加 、 2024年11月7日 (木)
以後「'''女みたいな悪者を王位に就けてはいけない。'''」という屁理屈ができた。そして、家というものは「男が継ぐ。女は財産を持ってはならない。」と定められた。そうすれば、姜王子が即位したり、母親や姉妹や娘の命や財産を奪ったことを正当化することができると考えたのだ。財産とは悪い女が持っていてはならないものなのだから。姜王子は「'''自分が太陽神である。父補佐官と母女王の代理でもある。'''」と述べて食人を復活させた。いやだ、なんて言ったら姜王子に殺されてしまう、と誰もが知っていた。姜王子は'''酒と麻薬'''を使い、'''姉妹たちを操って'''親を殺し、権力を手に入れた恐ろしい男だ、とみな理解していたのだ。
=== 8 ===8.ともかく親の姫補佐官が「'''食人は禁止。祭祀における人身御供は禁止。'''」としたので、人身御供や食人を行うにはそれなりの理由が必要だと説明せねばならない。一つには、食人と祭祀を切り離して、祭祀の方は「」としたので、人身御供や食人を行うにはそれなりの理由が必要だと説明せねばならないことになった。一つには、食人と祭祀を切り離して、祭祀の方は「'''殺すだけで食べないのだから、禁止事項には当たらない。'''」という方便が考え出された。「土神(姫補佐官)に捧げた人身御供は稲や作物を生やさせるためのものである。'''死体から生えた食物を食べるのだから食人ではない。土神(姫補佐官)に人身御供を捧げて食物や桑が生まれるのだから、'''人身御供は食物となる'''植物や蚕の親'''である。」とされた。この頃はまだ「太陽女神」の思想が残っていたので、「女性が天(円)、補佐官が地(方)」という考え方が強かったのだ。姫補佐官は'''水神'''と'''土神'''とされた。食人は祭祀を離れ特別な日のごちそうとされるようになった。」という方便が考え出された。姫補佐官は土神ともされ、穀物や野菜は姫補佐官の死体から発生したものだ、とされた。土神に人身御供を捧げなければ神が怒って土から生える食物の豊穣は得られないかもしれない。姜王子は女性の太陽女神信仰を禁止した。そして、自分(太陽男神)の権威は、父である姫補佐官を神格化することと、饕餮補佐官が変化した桑の木の権威に頼ることにしたのだ。太陽女神を権威ある存在にすると、男である自分が太陽神を名乗れなくなってしまう。 この頃はまだ「太陽女神」の思想が残っていたので、「女性が天(円)、補佐官が地(方)」という考え方が強くて残ってしまった。食人は祭祀から離れ、特別な日のごちそうとされるようになった。
9.しかし、後に姜氏族は「火と太陽の神を祀る一族」であることにちなんで、「'''炎帝'''」という神がかつて存在したと言うようになった。「炎帝」とは姫青年に殺された'''饕餮補佐官を「理想の帝」とみなしモデルにしたもの'''である。そうして、まず'''土神の性質が姫補佐官神から取り上げられ、炎帝に移された'''。農耕は炎帝が発明したものとされるようになり、'''農耕に関する祭祀は炎帝のものとされるようになった'''。こうして農耕や養蚕に関する祭祀は、人々のための神であった土神(姫補佐官)から姜氏族の炎帝のものとなり、祭祀に伴うお布施は姜氏族が独占できるようになった。こうなると'''土神、植物神、蚕神としての姫補佐官は消してしまわなければならない'''ので、国内からはほとんど消した。あくまでも「犬族の姫補佐官神は土神である」と言い張る人々は粛正の対称とされた。「王室の先祖である姫補佐官に失礼だ」ということになり、後に彼らは政治という祭祀(占い)の場で姫補佐官の霊にお伺いを立てるための人身御供としてどんどん殺されることとなった。

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