3.女王は民の声を聞き、政治を改めるべきだと考えたが、饕餮を始めとして兄弟の補佐官たちは聞き入れなかった。姫青年は虎牛族の戦士たちと勇敢に戦ったが、女王の兄弟の一人である'''蚩尤将軍'''と戦って瀕死の重傷を負ってしまった。女王は密かに兄弟たちの元から逃げ出し、反乱軍の元にはせ参じた。自分の気持ちが民と共にあることを示すためである。女王と侍女たちは心を込めて姫青年を看病し、奇跡的に青年は回復した。
4.女王が来てくれたことで、形勢は一気に逆転した。それまでは姫青年と民の方が「謀反人」だったのだが、今度は補佐官たちが女王に逆らう「謀反人」になったのだ。姫青年と民は勝利を収めた。饕餮補佐官と蚩尤将軍は戦死した。女王は姫青年がとても好きになってしまったので、姫青年と結婚し夫婦になった。世界で始めて「夫」と「父」というものが誕生したのだ。そして、以後は'''姜女王の兄弟と夫の両方が補佐官を務めることとなった'''。姫青年が補佐官となったことで、民の声は女王に届きやすくなり、政治はあらたまった。姫青年は女王の名において「'''これからは食人を禁ずる'''。かわりに、祭祀の際は動物を生け贄に捧げる。」と発布した。。かわりに、祭祀の際は動物を生け贄に捧げる。」と発布した。殺された饕餮は'''楓の木の化身(世界樹)'''とされ、'''天地を支える'''、とされた。この'''神木を管理する'''のが姫補佐官の仕事とされた。
5.戦いで死なずに生き残った女王の兄弟たちは、持てる権力が低下したので、これを快く思っていなかった。人身御供を立てることは、政敵をたやすく死に追いやるための方便も兼ねているからだ。しかし、立場が弱くなり、女王の命令で出された発布に異議を唱えることはできない。