== 私的解説 ==
祝融は「火の神」でもあり、神になぞらえた「官職」でもあるとされる。ただし、親とされる[[顓頊]]が伝説上の人物なので、神の職能も官職も一塊のものとして扱われているかもしれないと思う。祝融は[[顓頊]]の子とすれば、兄弟の[[鯀]]を殺しているし、共工の親とすれば、子供を殺していることになる。共工は河伯に似た洪水を起こす神であるので、祝融は[[河伯]]を倒した[[羿]]になぞらえられているように思うし、親族を倒した、という点では兄弟を倒した、と言われている[[黄帝]]になぞらえられているようにも思う。祝融が「天を補修した」という点は、祝融が単なる火の神ではなく'''なにがしかの職人的な技術の神でもあった'''ことを示しているように思う。 また、祝融が戦って勝った、という点は軍神的な性質であると考える。
== 参考文献 ==