=== オーディン・北欧神話 悪知恵三兄弟 ===
余談だけれども、セト系の神は、男神の場合、あまり「叡智の神」としては聞かない気がする。女神の場合、カフカスのサタナのように叡智に優れた者が見られる。ローマ人はサートゥルヌスをクロノスと同じもの、としたけれども結局どうなのだろうか? インド神話に「昼のスーリヤ、夜のアグニ」に倣って、「ローマのサートゥルヌス、ギリシャのクロノス」とでもすれば、まあまあ「同じ神」と言っても良いのかもしれない。
サートゥルヌスはエトルリアではサトレという神で、'''北西'''に住み、「'''地下の雷の神'''」とされていた。エトルリア人は、天上から地底までを16に区分けし、それぞれ1つずつを支配する神がいると考えていた。
=== ネイト・エジプト神話 ===