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894 バイト追加 、 2024年10月25日 (金)
<blockquote>サートゥルヌス神を祝した古代ローマの祭であるサートゥルナーリア祭(Saturnalia)は12月17日から12月23日まで行われた。サートゥルヌスの神殿では、サートゥルヌス像に普段結ばれていた縄を解き、その年が終わるまでそのままにしておいた。神殿前には生贄を置く長いすが設置された。そして人々も互いにプレゼントを贈り合った。また、この期間だけ奴隷とその主人がこ擬似的に役割を入れ替えてお祭り騒ぎを行うなどした。 蝋燭が灯され、あらゆる愉快な遊びが行われた。(Wikipediaより)</blockquote>
とのことである。ローマは狼を大母に持つ国なので、サートゥルヌスのトーテムも狼である、とは言えないだろうか。これは当然中国神話の「天狗」のことを指す。彼が普段縄でつながれているのは、サートゥルヌスが天空の秩序を乱す彗星や流星だからである。彼がうかつに出歩いて太陽や月を不必要に食い荒らされては困るのだ。しかし、冬至の時期は太陽の力(火)をサートゥルヌスに移す時期で、彼の力が強まる時期でもある。祭の時期に蝋燭がともされるのは、それが「'''サートゥルヌスに移された太陽の火'''」であることを示すのではないだろうか。サートゥルヌスは生け贄を得て更にその力を増し、人々は自らもサートゥルヌスに倣って、互いにプレゼント(小さな生け贄)を捧げ合うし、この時期だけ社会の秩序を乱して、「'''秩序を乱す神'''」であるサートゥルヌスの時期としたのであろう。農耕神であれば、季節の秩序をむしろ守る神でありそうなものだが、彼は単なる「'''農業の技術者'''」であって、世界の秩序を守る点は「天狗」らしく無頓着であるといえる。サートゥルヌスは「我が子を食らう神である」という神話を持ち、そこに性差はない。それは何故だろうか。」であるサートゥルヌスの時期としたのであろう。農耕神であれば、季節の秩序をむしろ守る神でありそうだ、といえる。エジプト神話にトートという「知恵の神、書記の守護者、時の管理人」とされる神がいる。トートは <blockquote>月と賭けをして勝ち、時の支配権を手に入れた。そこで太陽神の管理できない閏日を5日間作った(太陰暦と太陽暦の差)。(Wikipediaより)</blockquote> とのことなのだが、サートゥルヌス(ギリシア神話のクロノス)は「時の神」ともされている。彼らは月の満ち欠け(太陰暦)の秩序だけでは正確に測れない1年を、彼らが支配する閏日を儲けることで、正確なものとしようとした。サートゥルナーリアは、年末に無秩序の神サートゥルヌスが支配する特別な閏日を儲けて1年の長さを正確に調節しようとする祭祀から発展したものではないだろうか。日月王母の働きだけでは、「1年」という単位は管理しきれないと、古代の人々は考えたのだろう。   サートゥルヌスは「我が子を食らう神である」という神話を持ち、そこに性差はない。それは何故だろうか。
=== ネイト・エジプト神話 ===

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