* 神霊:古代中国は一神教の世界ではないと思うので、饕餮は多神教の神の一つ、あるいは神よりもやや位が低い精霊や死者の霊である鬼である可能性がある。祭祀において、このような立場から何らかの役割があるからこそ、玉鉞や青銅器の鼎にその姿が描かれるのであろう。
** 祖霊:これも死者の一種なので「鬼」に含まれるかもしれないが、祖先の霊を特別視する文化は古代中国に存在したし、周辺のアジア地域、西欧世界まで広くみられる習慣である。苗族は現代的・政治的な思想が根源にあるとしても、蚩尤を先祖と考えている。
=== 河姆渡文化 ===