== 神話 ==
大気として、シューは冷やす、つまり落ち着かせる、影響を与える、なだめ役とされていた。シューは、乾いた空気、穏やかさ、ひいてはマアト<ref>Lazaridis Nikolaos, Ethics, UCLA Encyclopedia of Egyptology, 2008, http://digital2.library.ucla.edu/viewItem.do?ark=21198/zz000s3mhn|access-date=22 May 2017</ref>(真実、正義、秩序、バランス)を連想させることから、「最初の出来事」の後、大地と空の間の乾いた空気・大気として描かれ、二つの領域を隔てることとなった.<ref>Dunan Francoise, Gods and Men in Egypt, 2004, Cornell University Press, Ithaca and London, isbn:978-0801488535, page41, https://books.google.com/books?id=2Fe9yVzshx4C, 23 May 2017</ref>。また、シューはダチョウの羽を身につけた姿で美術品に描かれている。シューは1枚から4枚の羽根を持っているのが確認されている。ダチョウの羽は軽さと空虚さを象徴している。霧と雲もシューの要素であり、しばしばシューの骨と呼ばれた。天と地の間に位置することから、シューは風とも呼ばれた<ref name="Egyptian Symbols">Owusu Heike, Egyptian Symbols, https://books.google.com/books?id=v0bwmQZRTysC&q=shu+egyptian+god&pg=PA99, page99, Sterling Publishing Co. Inc., 6 October 2014, isbn:9781402746239|year=2008</ref>。
古王国時代末期の天候不順の神話では、[[テフヌト]]とシューが口論になり、[[テフヌト]]はエジプトからヌビア(もともと温暖な国)に向かったと言われている。