* シチリア島シラクサ:紀元前6世紀初頭に建てられたドーリア式神殿。神殿の基壇は21.47 x 55.36 m、プテロン柱は6 x 17本である。この神殿は、ギリシャ西部で初めて完全に石材で造られた神殿である。2列目の柱が追加され、内ポーチの効果が得られるようになった<ref>Mertens 2006, pp. 104–109.</ref>。
* セリヌス(シチリア島):ドーリア式神殿Cは紀元前550年のもので、アポローンに捧げられていたと思われる。 神殿の基壇は10.48 x 41.63 mで、プテロン柱は6 x 17本であった。2列目の柱を持つポルティコがあり、これはシラクサの神殿でも確認されている<ref>IG XIV 269</ref>。
* デルフォイ:紀元前7世紀、アポローンに捧げられた最初の神殿が建てられた。伝説によると、月桂樹の枝で作られた木造であったという。アルクメオニダス神殿は紀元前513年頃に建造され、大理石の重要な要素を持つ最古のドーリア式神殿である。神殿の基壇は21.65x58.00 m、プテロン柱は6x15本である<ref>[http://www.ancient-greece.org/architecture/delphi-temple-of-apollo.html Temple of Apollo at Delphi], Ancient-Greece.org</ref>。。ギリシャのテーベのアポローン祭と同じような祭りが9年ごとに行われた。神殿に送られた少年は、聖なる道を歩き、月桂樹の枝(ドプネフォロス)を持って帰ってきた。乙女たちは歓喜の歌で参加した。