'''アパリウナス'''(ヒッタイト語:𒀀𒀊𒉺𒇷𒌋𒈾𒀸 ''Āppaliunāš'')は、ヒッタイト語条約でウィルサの守り神として証言されている神の名前である。 アパリウナスはヒッタイト語の*Apeljōn([[アポローン]]の初期形)の反射と考えられ、これはキプロス語のἈπείλων(Apeílōn) とドーリア語のἈπέλλων (Apéllōn) との比較からも推定される<ref>John L. Angel, Machteld Johanna Mellink, Troy and the Trojan War: A Symposium Held at Bryn Mawr College, October 1984, 1986, Bryn Mawr Commentaries, isbn:978-0-929524-59-7, page42</ref>。
アパリウナスは、「イリオスのアレキサンダー」と解釈されるウィルサのアラクサンドゥとヒッタイトの大王ムワタリ2世の間で前1280年頃に結ばれた条約を保証する神の一人である<ref>Latacz 2001:138.</ref>。アパリウナスは都市の側に名を連ねている三神の一人である。。アパリウナスは都市の側に名を連ねている三神の一柱である。ホメロスの中では、[[アポローン]]はイリウムの城壁を築いた、トロイア側の神である。