紋章学では、「ギーヴル」はうねうねと動く蛇で、子供(「イサント」)を飲み込んでいる姿である。イタリアの紋章学では非常に一般的で、特にミラノではヴィスコンティ家(Visconti)のシンボルとなっている。
1187年の十字軍の司令官だったオットーネ・ヴィスコンティが、倒したサラセン人の軍旗からこのマークを取り出したという伝説がある。1187年の十字軍の司令官だったオットーネ・ヴィスコンティが、倒したサラセン人の軍旗からこのマークを取り出したという伝説がある。この戦利品はミラノに持ち帰られ、ミラノのシンボルのひとつとなった。ミラノ方言(西ロンバルド語)のビッソン(biscione)は、イタリア語の女性語bisciaの男性名詞で「蛇」を意味する。