後期ローマの二つの資料、ヒュギーヌス<ref>Hyginus, ''Fabulae'', 191 ([http://www.theoi.com/Georgikos/Pan.html#Apollon on-line source]).</ref>とオイディウス<ref>Ovid, ''Metamorphoses'', 11.146ff ([http://www.theoi.com/Georgikos/Pan.html#Apollon on-line source]).</ref>では、パーンは音楽の競演(アゴン)のテーマにおいてサテュロスであるマルキヤスに置き換えられ、皮剥ぎによる処罰は省略された。
パーンは自分の音楽をアポローンの音楽と比較し、竪琴の神アポローンに腕前を競わせるという大胆なことをした。審判には山の神のトモルスが選ばれた。パーンは自分の音楽をアポローンの音楽と比較し、竪琴の神アポローンに腕前を競わせるという大胆なことをした。審判には山の神のトモルスが選ばれた。パーンはパイプを吹き鳴らし、その素朴なメロディーを自分と、偶然居合わせた忠実な従者ミダスに聞かせ、大満足だった。