『ナルキッソスの詩』は、12世紀末に書かれたノルマン・フランスの詩物語で、多くのタイトルで知られている。残された4枚の写本には、作者不明の人物がオイディウスの『エーコー』と『ナルキッソス』を引用し、より時代の要請に合った物語を創作している<ref name="Dwyer">Dwyer, Richard (1978), ''Review: Narcisse: Conte ovidien français du XIIe siècle by Martine Thiry-Stassin, Madeline Tyssens.'' Speculum Vol. 53, No. 2, p.417</ref>。
この中世の記述は、エーコーとナルキッソスの両方のキャラクターを変えている。この中世の記述は、エーコーとナルキッソスの両方のキャラクターを変えている。オイディウスによれば、エーコーはミューズたちと暮らす美しいニンフであり、ナルキッソスは高慢な王子である。