*: ユーラシア大陸北端部に分布。
* Canis lupus arabs(アラビアオオカミ(Arabian wolf))
*: [[アラビア半島]]に分布。非常に減少。アラビア半島に分布。非常に減少。* {{snamei|Canis lupus arctos}}([[ホッキョクオオカミ]])arctos(ホッキョクオオカミ)*: [[グリーンランド]]北部と東部、[[クイーンエリザベス諸島]]、[[バンクス島]]、[[ビクトリア島]]に分布。グリーンランド北部と東部、クイーンエリザベス諸島、バンクス島、ビクトリア島に分布。* {{snamei|Canis lupus baileyi}}([[メキシコオオカミ]])baileyi(メキシコオオカミ)*: かつて[[アメリカ合衆国|米国]]南西部から[[メキシコ]]北西部にかけて分布していた。[[1970年代]]に一度野生絶滅したが、現在{{いつ|date= 2020年9月}}米国[[アリゾナ州]]や[[ニューメキシコ州]]に再導入されている。かつて米国南西部からメキシコ北西部にかけて分布していた。1970年代に一度野生絶滅したが、現在(2020年9月)米国アリゾナ州やニューメキシコ州に再導入されている。* {{snamei|Canis lupus cubanensis}}({{仮リンク|カスピオオカミ|en|Steppe wolf}})cubanensis(カスピオオカミ(Steppe wolf))
*: [[カフカース山脈|コーカサス山脈]]、[[トルコ]]と[[イラン]]の一部に分布。
* {{snamei|Canis lupus familiaris}}([[イヌ|イエイヌ]])
== 形態 ==
[[File:Canis lupus 02 MWNH 358.jpg|230px|thumb|left|頭骨]]
大きさは亜種、地域によって異なる。体胴長100 - 160[[センチメートル|cm]]、肩までの体高60 - 90cm、体重は25 - 50[[キログラム|kg]]。大きい個体では50kgを超えるものもいるが、雄でも54キロを超えるのは稀である。一般に雌は雄の体重より10 - 20パーセント程度小さい。現生のイヌ科のなかで最大。高緯度ほど大きくなる傾向がある([[ベルクマンの法則]])。記録上では[[1938年]]アラスカで捕獲された体重79.3kgの雄、ユーラシア大陸では[[ウクライナ]]で殺された
86キログラムのものが最大としている。[[体色]]は灰褐色が多く、個体により白から黒まである。子供の時期は体色が濃い。北極圏に住む亜種はより白い。体毛は二層に分かれ保温や防水に優れ、夏毛と冬毛がある。又、姿勢においては頭部の位置がイヌに比べて低く、頭部から背中にかけては地面に対して水平である。
[[image:06 Elk Hunt (194).JPG|200px|thumb|オオカミの足跡]]
歯式は3/3·1/1·4/4·2/3 = 42で、上顎には6本の[[門歯]]、2本の[[犬歯]]、8本の[[小臼歯]]、および4本の[[大臼歯]]があり、下顎には6本の門歯、2本の犬歯、8本の小臼歯、および6本の大臼歯を持ち、何れもイヌより大きく丈夫である。頭から鼻にかけての頭骨のラインはイヌより滑らかで、イヌよりも顎の筋肉量が多く、頬骨の位置が高いため、イヌと比較して吊り目になっている。又、尾の付け根上部にスミレ腺を持つ。