エオストレ(Ēostre)とはゲルマン神話の女神である。 *名前サクソン語でオスタラ(Ostara)、ゲルマン祖語でアウストロ(Austrō)ともいう。「夜明け」「暁」を意味し、インド・ヨーロッパ語族の「輝く」を意味する語に起源を持つと考えられている。 印欧語族で紡がれた他の神話ではエオストレ(Ēostre) → [[ギリシャ神話]]の女神[[エーオース]]、[[インド神話]]の[[ウシャス]]が同語源の神名を持つ。 *概要彼女の神話上のエピソードは現存していない。 古英語での表記である「Eostre」を記録した[[キリスト教]]聖職者ベーダ・ヴェネラビリスによると、[[イギリス]]の原住民の暦にはこの女神の名を冠した月「エオストレモナト(Ēosturmōnaþ)」があり、この月に女神エオストレを称える祭りが行われたという。この祭りは春の訪れを祝うものであり、時期的にはキリスト教で[[イエス・キリスト]]の復活を祝う「[[イースター]]」(西方教会では三月末日から四月初頭のいずれかとなる移動祝日)の時期と重なる。ベーダも「エオストレモナトは現在、『パスハ(パスカ)の月』と訳されている」と書いている。これはギリシャ語で復活祭を意味する語で、[[正教会]]などの東方教会では現在もこちらの呼称が主流である。このため、イースターの語源がエオストレとする説が主流となっている。 しかし、この女神についての信仰が過去に存在せず、ベーダによる誤解か創作であった可能性を指摘する意見も存在する。 *表記揺れ[[エオストラ]] *関連タグ[[フレイア]]:[[北欧神話]]の女神。後世に残されたイースター関連の習わしで言及される[[ウサギ]]といった動物から、豊穣神として関連づける説がある。 == 私的なつぶやき ==エオストレのトーテムが兎であり、「卵を生む兎」なのであると思う。羿の妻[[玄妻]]が変化したものとして差し支えないと思う。というか、日本神話の狭姫、佐保姫、佐穂姫、因幡の白兎は全て関係者と思われるのだけれども、記事を書く暇がない。順次記述は行います。(22-09-30記載のこと) == 参考文献 ==* [https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A8%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC エオストレ]、ピクシブ百科事典(最終閲覧日:22-09-30) {{デフォルトソート:えおすとれ}}[[Category:女媧型女神]][[Category:ゲルマン神話]][[Category:太極型女神エオステレ]]