中性名詞verethragnaは、アヴェスター語のverethra「障害」、verethragnan「勝利」に関連するものである<ref>Gnoli, 1989, p510</ref>。その代表が「勝利」の神格であるヴェレストラグナであり、「勝利をもたらす神として、ヴェレストラグナは古来最高の人気を誇っていた」のである<ref>Boyce, 1975, p63</ref>。ゾロアスター教の中世ペルシャ語では、Verethragnaは𐭥𐭥𐭫𐭧𐭫𐭠𐭭となり、そこからVahram、Vehram、Bahram、Behramなどの変種が派生している。
ヴェーダ語のサンスクリット語と同義語である。