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2014年1月31日 (金) 14:21時点における版
本サイトは、管理人Bellisが個人的に趣味として運営しています。特定の宗教、思想、団体等の宣伝や紹介等の意図は有しておりません。
サイトご利用上の注意
本サイトでは、民俗学と歴史が趣味な管理人が運営していますが、コンテンツの一部に管理人が訳した翻訳文が含まれます。神話等を扱っているため、古代における神々に関することが主な内容になると思います。例えば、「エラ」の項を例に挙げますが、英語版では、メインテーマの「エラ」と相棒ともいえるイシュム等は「神」として扱いますが、「エラ」よりも下級神にあたる「the Seven」については、「神」であるのか「人」であるかが曖昧で、「テーバイ攻めの七将」との類似点を挙げたりしています。
もちろん、双方は神話的には相似しているのでしょうが、「七将」はあくまでも人間であり、「the Seven」は人間ではないため、その点を一括りに考えることに、個人的には違和感を感じるのです。また、日本の文化は、「八百万の神々が存在し、どんな小さなものにも神は宿る」という文化ですので、上級神であるエラが「神」として扱われるのに、下級神である「the Seven」が明確に「神」として扱われないことにも抵抗を感じます。古代バビロニアは多神教社会ですし、「the Seven」も当然神として扱われていたであろう、とも思うのです。
また、「the Seven」の破壊的な性格を、原文では「demonic(悪魔のような)」と表現している部分があるのですが、本来エラと「the Seven」は破壊をもたらすものであると同時に「破壊を防ぐもの」でもあったはずで、良い面も悪い面も持っていたはずです。日本の神話ですと、おそらくこのような神々の性質は「和魂」(おだやかな面)と「荒魂」(荒々しい面)という言葉で、一つの神性に内包されるものとして、表現されると思うのですが、それが「demon」という言葉で表現されますと、西洋の文化では、「神」と「悪魔」という対立する存在にされてしまいますので、要するに拙い英語力しか持たない身ではありますが、神々の「荒ぶる一面」を「demon」と表現することにも違和感を感じるのです。
以上より、拙い訳であっても、管理人の訳文はこのような点に拘って書かれたものであることをご理解した上で、本サイトをご利用して頂ければと思います。